武田アクトス訴訟の和解成立に黄信号-参加率が必要水準下回る

武田薬品工業の糖尿病治療薬「アクトス」を めぐる米国の製造物責任訴訟で、和解を受け入れた原告が十分な数に達 しておらず、和解成立が危ぶまれている。

和解合意によると、原告とクレーム提起者の95%が受け入れた場 合、武田が23億7000万ドル(約2900億円)を和解基金に支払うことにな っている。ルイジアナ州の連邦裁判所に集約されたアクトス訴訟を担当 するアンディー・バーチフィールド弁護士によれば、12日の締め切りま でに受け入れたのは約75%にとどまった。締め切りは9月11日まで延長 された。

武田はアクトスの発がん性リスクを隠蔽(いんぺい)していたとし て約1万件の訴訟を起こされており、5年におよぶ法廷闘争の決着は同 社にとって重要だ。同社は原告の主張には根拠がないとしている。

バーチフィールド氏と武田米子会社のケネス・グライスマン法律顧 問は、アクトスの元服用者が和解に参加すると確信していると述べた。

グライスマン氏は発表資料で、現時点での参加率は、最終的に成立 に至った他の同様の和解と同程度だと指摘した。

原題:Takeda’s $2.37 Billion Drug Accord Endangered (1)(抜粋)