原発復活の動きで加キャメコ株上昇-ウラン需要が増加見通し

世界2位のウラン生産会社、カナダのキャメ コが同国の鉱山大手の中で異例の明るい存在として台頭している。原子 力業界が福島原発事故後の低迷から抜け出しつつある兆しが背景にあ る。

キャメコの株価はトロント市場で過去1カ月間に12%上昇。一方 で、原料炭輸出大手のテック・リソーシズは16%下落。産金最大手のバ リック・ゴールドは18%値下がりしている。

発電施設からの炭素排出量を削減する米国の計画は原発新設への支 えになる可能性があるほか、今週の九州電力川内原発1号機の再稼働は 日本での原発再活用の動きを浮き彫りにしている。核燃料物質であるウ ランの見通し改善は、アルミニウムや亜鉛といった金属の需要減速や十 分な供給と対照的だ。鉱山株で構成するブルームバーグ・ワールド・マ イニング指数は7月に6年ぶり低水準を付けた。

キャンター・フィッツジェラルドのアナリスト、ロブ・チャン氏 (トロント在勤)は11日の電話インタビューで、「米国と日本では原発 へのコミットメントを再確認する動きが見られる」と指摘。「インドや 中国も原発拡大を推進している」と述べた。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウラン先物は過去1年間 に18%上昇して1ポンド=36ドル。製鉄用石炭の指標となる価格は23% 下落、金先物は14%下げている。

原題:Nuclear Revival Sparks Cameco Rally as Uranium Demand Is Growing(抜粋)

--取材協力:Brandon Kochkodin、Stephen Stapczynski、占部絵美.