イタリア債上昇、独債との利回り格差縮小-中国が口先介入

13日の欧州債市場ではイタリア国債が上 昇。10年物のドイツ国債に対する利回り上乗せ幅(スプレッド)は約5 週間ぶり大幅縮小となった。中国人民銀行(中央銀行)が人民元相場を 支えるため口先介入を強めたことが背景にある。

欧州債の指標とされるドイツ国債は3日ぶりに下落。元相場が過度 に変動した場合は行動すると人民銀が表明したことを受け、安全資産を 求める動きが後退した。

インベステック・アセット・マネジメント(ロンドン)の債券部門 責任者ジョン・ストップフォード氏は、「懸念されていた大きな下振れ リスクが取り除かれた」とし、「中国の通貨が急落して一段と積極的な デフレ対策や政策行動を引き起こすことはないだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時19分現在、イタリア10年債利回りは前日比4 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の1.79%。同国債(表 面利率1.5%、2025年6月償還)価格は0.335上げ97.51。ドイツ10年債 とのスプレッドは6bp縮小し116bpとなった。

独10年債利回りは3bp上げ0.63%。前日までの2営業日で9bp 低下していた。

原題:Italy’s Yield Gap Over Germany Drops Most in 5 Weeks on China(抜粋)