ECB:量的緩和を必要なら微調整の準備、失望誘う回復で

欧州中央銀行(ECB)は7月15、16両日 の定例政策委員会で、世界の市場変動に対応するのに必要であれば量的 緩和(QE)プログラムを微調整する準備があることで一致した。ユー ロ圏について「異例に低い」インフレ率と「失望を誘う」経済成長が続 いているとの認識も示した。

ECBは同委員会の議事要旨を13日公表。「最近の市場のボラティ リティは経済見通し評価を大きく変えるには至っていないものの、高い 不透明感の継続は警戒と必要に応じた対応準備を要するものだ」とし、 「状況が変わって必要が生じるようなら、資産購入プログラムはその設 計において、調整のための十分な柔軟性を持ち合わせている」とした。

さらに「ユーロ圏経済の回復は緩やかで段階的にとどまる見込みで あり、これは失望を誘うとみられる」と表現。「年初以降に見られた上 昇にもかかわらず、消費者物価のインフレ率は引き続き異例に低い」と 続けた。

議事要旨によれば、政策委員らは金融市場を「注意深く監視」し続 けることで一致。ギリシャと債権団が救済協議開始で同月合意したた め、ユーロ圏内に悪影響が広がるリスクは「大幅に減った」との認識も 示した。中国金融市場の混乱については、同国の世界貿易に占める大き さから「予想よりも大きな悪影響」があるかもしれないと警戒してい た。

原題:ECB Stays Ready to Tweak QE If Needed as Recovery Disappoints(抜粋)