サブプライム危機で稼いだポールソン氏-今度は地価上昇で利益

米国のサブプライム(信用力の低い個人向 け)住宅ローン危機を見越し、利益を上げたヘッジファンドマネジャー のジョン・ポールソン氏は、機が熟すのをじっと待っていた。土地への 投資を通じ米住宅市場からの利益を確定し始めている。

同氏率いるポールソン社は2009年以降、約3万5000区画の土地を取 得。昨年には売却に向けてシフトし、今はその販売ペースを加速させて いると同社不動産管理責任者のマイケル・バー氏は説明する。

ポールソン社のファンドは7億7000万ドル(約960億円)を投資。 破綻などの問題に伴い売却された多くの区画を手にした。アリゾナとカ リフォルニア、コロラド、フロリダ、ネバダ各州で合わせて20を超える 居住地域を取得している。

バー氏は電話インタービューで、「住宅市況回復の恩恵にあずかる ための最善の手段は土地だというのがテーマだったが、このテーマは機 能しているようだ。値下がり局面では土地は最も打撃を受ける不動産だ が、回復局面では住宅が値上がりし、地価はさらに上昇する」と述べ た。

原題:Paulson Starts Selling Land to Reap Gains in U.S. Housing (1)(抜粋)