デフレ氷河期に接近、元切り下げで-ソシエテのエドワーズ氏

中国の人民元切り下げによって、アルバー ト・エドワーズ氏が描く破滅的なシナリオが現実味を帯びてきた。デフ レがアジアから米欧に広がり、各国経済が崩壊するという悲観論だ。

ソシエテ・ジェネラルのグローバルストラテジストを務めるエドワ ーズ氏は、新興国通貨の下落が加速して先進国の輸入コストを抑制し、 経済成長を損なう広範な物価下落を引き起こすと予測する。

同氏は12日のリポートで、「これが何か大きくて醜悪な出来事の始 まりであることは間違いない」と指摘した。

エドワーズ氏は、デフレがやがて地球上を覆い尽くす「氷河期」の 到来をかなり前から予言していた。中国による今週の予想外の動きによ って、そうした時代に一歩近づいたと同氏は分析。2008年のリーマン・ ブラザーズ・ホールディングス破綻とその後の世界的な金融危機に匹敵 する規模の緊急事態をいずれ招くとの見通しを示した。

同氏は「新興国の通貨切り下げの加速に伴いデフレの波が西側に押 し寄せ、既に厳しい状況にある企業の収益性に打撃を与え、全面的なリ セッション(景気後退)にわれわれは再び突入するだろう」と予想し た。

原題:Deflation Ice Age Looms After Yuan Move, Albert Edwards Says (1)(抜粋)