タカタエアバッグ、代替部品は他社製が7割近くへ-来年3月

タカタ製エアバッグをめぐる自動車リコール が拡大する中、代替部品の生産ペースが加速している。タカタ以外への 基幹部品の生産委託が増えており、来年3月には他社の生産分が7割近 くに達する見通しだ。

タカタが米運輸省道路交通安全局(NHTSA)にこのほど送付し た文書で、6月末時点で生産した代替部品は960万個になることを明ら かにした。その上で、スウェーデンのオートリブや米TRW、ダイセル などの競合他社に基幹部品であるインフレータ(膨張装置)の生産を委 託し、代替部品全体に占める他社製の割合は現状の約50%から来年3月 までに68%に上昇するとの見通しを示した。

タカタ製エアバッグのインフレータをめぐっては、異常破裂で容器 の破片が飛び散って乗員が死傷する事故が相次ぎ報告され、日米を中心 に世界で4000万台以上がリコール対象となっている。自動車メーカーで は不具合原因を特定できない段階で予防的措置としてリコールするケー スが増えており、今年に入ってリコール件数は急増している。

数社がほぼ独占する世界エアバッグ市場で、タカタはインフレータ 材料に硝酸アンモニウムを使用しており、不具合との関連について同社 や自動車メーカー、第三者機関などがそれぞれ原因究明を進めている。

トヨタ自動車や日産自動車、マツダなどタカタ製エアバッグを使用 していた自動車メーカーもタカタの回答に前後してNHTSAに回答を 送付。タカタ以外のメーカーから代替部品の調達を既に始めたか、検討 していることを明らかにしている。

--取材協力:堀江政嗣.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE