ギリシャ税務当局に夏休みなし-観光地に赴くも目的は調査

夏休みに入り、ギリシャ国民は大挙して離島 や村に押し寄せているが、こうした観光スポットでわざわざ仕事をして いる一団がある。税務調査官だ。

ギリシャ財務省によると、税務当局は9日までの2週間で違反行為 が横行している観光地を中心に延べ1万1232の事業者を調査した。対象 はアテネ中心部やサントリーニ島、ロードス島などにあるレストランや クラブ、バー、土産物店などの観光客目当てのビジネスだ。

チプラス政権はユーロ圏から第3次金融支援を取り付ける最終段階 にあり、同首相は2010年の第1次支援策を仰ぐことになった原因の1つ である脱税を取り締まる公約を果たそうとしている。

アテネ中心部モナスティラキで土産物店を営むスタブロス・パパリ ャノプロスさん(52)は、「これがあるべき姿だ」と話す。「われわれ は法律に従い、レシートを発行し、あらゆる収入を申告する。皆がそう すべきだ。500ものテーブルに食事を提供して100枚しかレシートを出さ ない飲食店が存在して良いはずはない」と語った。

税務調査官は常に歓迎されるわけではない。カティメリニ紙によれ ば、ロードス島の調査チームは教会周辺の露店がレシートを発行してい るかどうかを確認しようとしたところ妨害行為を受け、警察の護衛を受 けながらその場を立ち去らなければならなかったという。

原題:Greek Islands No Holiday for Tax Inspectors Chasing Evaders(抜粋)