米国株:S&P500種は小反発、一時は中国懸念で1.5%下げる

更新日時

12日の米株式相場は小反発。S&P500種株 価指数は一時、中国経済に関する懸念から1.5%下げる場面があった が、200日移動平均を回復したのをきっかけに値を戻した。

エネルギー株を中心に押し目買いが入り、エクソンモービルやシェ ブロンが高い。一時3.4%下げていたアップルは1.5%高で終了。インテ ルは1.7%上昇し、ハイテク株の上げをけん引した。一方、バンク・オ ブ・アメリカやJPモルガン・チェースなど金融株は下げた。

S&P500種株価指数は前日比0.1%高の2086.05で終了。ダウ工業 株30種平均は0.33ドル下げて17402.51ドルで終えた。一時は1.6%下げ た。ナスダック総合指数は0.2%安。

プライベート・クライアント・リザーブ・オブ・USバンクの上級 運用担当者、ティム・ドレイリング氏は「買い手がテクニカル要因を誘 発した可能性があるが、過去数年リスク回避の動きになる時はいつも一 時的な中断にすぎず、取引が進むにつれて懸念が弱まると資金が戻り、 相場が下支えされる」と述べた。

中国の予想外の為替政策変更で米連邦公開市場委員会(FOMC) が利上げを先送りせざるを得なくなるのではないかとの懸念が強まって いる。中国の景気減速懸念は世界の経済成長を阻害し、商品相場を下げ てインフレを抑制する可能性がある。ブルームバーグがまとめた金利先 物市場のデータによれば、9月の利上げ確率は42%と、10日の54%から 低下している。

「プラス材料にもなり得る」

アドバイザーズ・アセット・マネジメント(ペンシルベニア州コン ショホッケン)のファンドマネジャー、ジーン・ペロニ氏は「FOMC が利上げ先送りに傾く可能性があるため、市場にはプラス材料にもなり 得るが、さほど意外性を持って受け止められるかどうかは不明だ。中国 経済の弱さは週末に顕在化したようなものではなかった」と語った。

S&P500種の10セクターのうち6セクターが上昇。特にエネルギ ーや公益事業、ハイテクが上げた。一方、金融銘柄や選択的消費株、通 信サービス株は下落した。

中国の成長減速が売り上げ減少につながる恐れがあるため、ティフ ァニーやコーチなど高級品株が大幅安。

メーシーズは5.1%安。利益がアナリストに届かなかった。

決算シーズンが終わりに近づく中、S&P500種の約4分の3で売 上高が予想を上回り、ほぼ半数で売り上げが予想を上回った。アナリス トの第2四半期の減益予想は2.1%と、7月10日時点の6.4%から減益率 が低下している。

原題:S&P 500 Index Erases 1.5 Percent Drop Sparked by China Concerns(抜粋)

--取材協力:Roxana Zega.