米国債:下落、入札が低調-リスク資産需要で投資妙味が低下

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12日の米国債相場は下落。午後に実施され た10年債入札(発行額240億ドル)が不調に終わり、13日の30年債入札 に対する不安が広がった。

10年債入札では応札倍率が約6年ぶりの低さだった。リスク資産へ の需要が上向き株価が上昇すると、投資妙味が低下した米国債は上げを 消した。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの債券金利・クレジット担 当責任者、トーマス・ディガロマ氏は「翌日に入札が控えていることを 考えると、米国債は若干割高だ」と述べ、「この日の朝方は買われ過ぎ ていた」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前日比1ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)上昇の2.15%。10年債は一時、200日移動平均を下回 る2.04%をつけた。中国の通貨切り下げを受けて、成長てこ入れを狙う 他国も追随するとの懸念が高まった。

30年債利回りは3bp上げて2.84%。一時は2.72%まで低下した。 7月9日に実施された30年債入札の最高落札利回りは3.084%だった。

入札結果

10年債入札の結果によると、最高落札利回りは2.115%。投資家の 需要を測る指標の応札倍率は2.40倍と、2009年3月以来の低水準。過 去10回の平均値は2.67倍だった。

大和証券キャピタル・マーケッツ・アメリカの債券部門責任者、レ イ・レミー氏(ニューヨーク在勤)は「利回りは低下している。そのた め、きょうは買い手は現れなかった」と述べ、「2.11%の利回りはちょ っとしたショックだったようだ」と続けた。

海外の中央銀行を含む間接入札者の割合が60.1%と、5月以来の最 高。プライマリーディーラー以外の直接入札者の落札比率は5.8% で、2012年8月以来の最低だった。プライマリーディーラーは34%と、 1月以来で最高だった。

原題:Treasuries Fall as Flagging Demand Poses Challenge for Bond Sale(抜粋)

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