英国:4-6月失業者増加、賃金の伸び鈍化-雇用回復に緩みか

英国では6月までの3カ月間に失業者数が増 え、賃金の伸びは鈍化した。雇用市場の回復が幾分緩んでいる状況が示 唆された。

英政府統計局(ONS)が12日発表した雇用統計によると、失業保 険申請に基づく4-6月の失業者は2万5000人増の185万人。国際労働 機関(ILO)基準の失業率は5.6%で変わらずとなった。雇用者数は 6万3000人減少した。

4-6月のボーナスを含む賃金の伸びは年率2.4%となり、3-5 月の同3.2%から鈍化。この伸び率は市場予想の2.8%を大幅に下回った が、ボーナスの3.3%減少を主に反映している。賞与を除いたベースの 賃金伸び率は2.8%と、市場予想と一致した。労働コストはイングラン ド銀行(英中央銀行)が金融政策を決定する上で重視している。

ONSの統計専門家、デービッド・フリーマン氏はこの日のデータ を受けて雇用市場が踊り場に差し掛かっていると判断するには時期尚早 だが、「その可能性を明らかに強めるものだ」と発言。その上で、賃金 の伸びは「引き続きしっかりしている」と付け加えた。

失業保険申請に基づく7月の失業者数は予想に反して前月比4900人 減少。同月の失業率は2.3%にとどまった。

原題:U.K. Unemployment Increases in Sign Labor Market Is Cooling (1)(抜粋)

--取材協力:Harumi Ichikura.

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