中国:7月の工業生産と投資、予想下回る-元に下押し圧力

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中国の7月の工業生産と投資、小売売上高の 伸びは全て市場予想を下回った。すでに下落している人民元の下押し圧 力がさらに強まった。

国家統計局が12日発表した7月の工業生産は前年同月比6%増。ブ ルームバーグが調査したエコノミスト40人の中で最も弱気な予想にも届 かなかったほか、6月の6.8%増も下回った。7月の小売売上高は 同10.5%増えた。1-7月の都市部固定資産投資は前年同期比11.2%増 と、2000年以来の低い伸びにとどまった。

工業生産と投資の弱さは、輸出の減少と並び、李克強首相が掲げる 7%前後の2015年成長率目標に対して新たなリスクとなっている。中国 は11日、事実上の人民元切り下げに踏み切るとともに、元相場設定にお ける市場の役割拡大に動いた。

ソシエテ・ジェネラルの中国担当エコノミスト、姚煒氏(パリ在 勤)は「人民元が市場の力によって決定されるようになったため、市場 の力で決まる全ての通貨と同様に、経済の弱さは間違いなく下落圧力を 高める」と指摘。「中国経済は依然として大きな下押し圧力に直面して いる」と述べた。

都市部固定資産投資の伸びはエコノミスト予想の中央値(11.5% 増)に届かなかったほか、小売売上高の伸びも市場予想の10.6%増を下 回った。

原題:China’s Weakening Output, Investment Adds to Currency Pressures(抜粋)

--取材協力:Enda Curran、Xiaoqing Pi.