中国:投資や貿易のてこ入れ強化-成長の新たな原動力が力不足

この20年間で最大となる実質的な人民元切り 下げに踏み切った中国は、かつて成長をけん引した投資と貿易のてこ入 れを強化している。新たな原動力として期待されている個人消費などが 投資・貿易の鈍化を補えないためだ。

中国人民銀行(中央銀行)は11日、人民元中心レートを1.9%引き 下げたが、その3日前に発表された同国の7月の輸出はドル建てベース で前年同月比8.3%減だった。また停滞している投資の促進を図るた め、同国は今年、地方政府向け債務交換プログラムを拡大。さらに政策 銀行として知られる国有銀行に資金を投入し、実体経済に資金が回るよ うにした。

投資依存型経済から内需主導型経済への転換を目指す李克強首相は 今年の成長目標(7%前後)を達成できない恐れがある。通貨切り下げ と与信主導の成長に頼れば、中国の債務や過剰生産能力の問題が一段と 悪化するだけだとの懸念も強まる。

米財務省を経て現在は民間調査機関コンファレンス・ボードでエコ ノミストを務めるアンドルー・ポーク氏(北京在勤)は「成長の新たな 原動力の効果はなかなか表れず、投資や不動産の落ち込みを相殺できて いない」と指摘した。

原題:China Resorts to Old Growth Drivers as New Engines Struggle(抜粋)

--取材協力:Tian Chen、Xiaoqing Pi.

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