ブラジル格付け、ムーディーズがジャンク級の一歩手前に下げ

米格付け会社ムーディーズ・インベスター ズ・サービスはブラジルの格付けをジャンク級の一歩手前に引き下げ た。格下げはルセフ政権発足後で2回目。ただ一段の格下げが近く実施 される見込みが低いことが示唆されたため、株価や通貨レアルは下げ幅 を縮めた。

ブラジルの格付けは1段階引き下げられ「Baa3」、アウトルッ ク(格付け見通し)は「ステーブル(安定的)」。スタンダード・アン ド・プアーズ(S&P)が同国の格付けを投資適格級で最低の水準に引 き下げたのは2014年3月で、同国にとっては約10年ぶりの格下げだっ た。

今回の格下げはレビ財務相率いる政権の経済チームにとって新たな 圧力となる。同相は財政基盤の強化に向け歳出を減らし増税に動いてい る。ただ国内経済が四半世紀で最大のマイナス成長に向かう状況にあっ て歳入は予想以上に減少しつつある。

ムーディーズは発表資料で「予想を下回る経済状況やそれに関連す る政府支出の増加傾向、財政改革に関する政治のコンセンサス欠如によ って、当局が今年と来年の債務増加トレンドに歯止めをかけ、反転させ る上で十分なプライマリーバランス(基礎的財政収支)の黒字を達成す ることは難しいだろう」と説明した。

原題:Brazil Rating Cut by Moody’s to Cusp of Junk; Outlook Stable (1)(抜粋)

--取材協力:Ney Hayashi.

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