アインホーン氏のグリーンライト、人民元切り下げで利益か

中国による事実上の人民元切り下げで米国株 が下落した中、ヘッジファンド運用者デービッド・アインホーン氏は、 人民元の突然の下落で恩恵を受ける数少ないストックピーカー(選別買 いをする株式投資家)の1人のようだ。

企業提出書類によると、アインホーン氏率いるグリーンライト・キ ャピタル再保険は6月末時点で、ドルが対人民元で10%上昇した場 合、3040万ドル(約38億円)の利益を得るポジションだった。これは投 資資産の2.2%に相当する。アインホーン氏のヘッジファンドは人民元 で同様のショートポジションを持っていると、事情に詳しい関係者1人 が匿名を条件に明らかにした。

CCトラック・ソリューションズのロバート・サベージ最高経営責 任者(CEO)によると、人民元は取引が難しく費用がかさむことなど から、一般にヘッジファンドは同通貨に賭けることを手控えている。中 国株を保有するファンドでさえも通常は、人民元相場の変動が小幅で短 命だとして為替リスクをヘッジしないという。

サベージ氏は「ヘッジファンドの世界では、通貨への投機はストッ クピッカーではなくマクロプレーヤーによって行われる」と指摘し、こ うしたポジションを取るアインホーン氏は異質だと述べた。

グリーンライトの広報を担当するサード・バービネンのジョナサ ン・ガスサルター氏によると、アインホーン氏は中国関連のショートポ ジションについてコメントを控えている。

原題:Einhorn’s Greenlight Funds Stand to Gain From China Devaluation(抜粋)

--取材協力:Simone Foxman、Sonali Basak.

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