LMEアルミと銅、一時6年ぶり安値-中国めぐる懸念高まる

11日のロンドン金属取引所(LME)のアル ミニウムと銅は下落し、一時約6年ぶりの安値を付けた。中国が人民元 を実質的に切り下げたことで、世界最大の金属消費国である中国の輸出 が押し上げられる一方、同国の輸入物価が上昇するとの懸念が広がり、 工業用金属が下げた。

中国は世界最大のアルミ生産国でもあり、人民元切り下げは同国産 アルミの輸出が増え、世界的な供給過剰が悪化する可能性があることも 意味する。

LMEのアルミ相場(3カ月物)は1.9%安の1トン=1587ドルで 取引を終えた。一時は1573.50ドルと、2009年7月以来の安値となっ た。LME銅相場(3カ月物)は3.5%安の1トン=5125ドルで終了。 銅相場はいったん5109ドルと、やはり09年7月以来の安値を付けた。

LMEではスズ、亜鉛、ニッケル、鉛も下げた。シティグループの アナリスト、デービッド・ウィルソン氏(ロンドン在勤)は電話取材で 人民元の中心レート引き下げに関し、「反射的な行動が見られる」とし た上で、「中心レートが今後も数回にわたって引き下げられると市場が 受け止めれば、さらなる金属相場下落に見舞われるだろう」と語った。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)COMEX部門の銅先物9 月限も下げて、1ポンド=2.9%安の2.3315ドルで終了した。

原題:Aluminum and Copper Sag to Six-Year Lows as China Concerns Mount(抜粋)

--取材協力:Debarati Roy.