米グーグル株が上昇-持ち株会社「アルファベット」を新設

更新日時

米グーグルの株価が11日の米株式市場で上昇 した。同社は組織を再編し持ち株会社「アルファベット」を新設する と10日に発表。次世代技術の開発を担うグーグルXや長寿研究に取り組 むキャリコなど意欲的な新規事業を主力のウェブ事業から分離する。

新たな組織構造にすることで、自動運転車や高速インターネットサ ービス、医療関連技術といった多様なベンチャー事業への投資について 透明性を高める。これにより将来の買収や事業売却も容易になる。

BGCファイナンシャルのアナリスト、コリン・ギリス氏は「こう したベンチャー事業への投資額には多くの臆測があったが、これでそれ も終わるだろう。買収を行う場合には新たな事業分野を加えられる構造 ともなる。メカニズムが整った」と指摘した。

グーグル株は前日比4.1%高の690.30ドルで通常取引を終えた。年 初来では30%上昇。特に先月の四半期決算発表後の上げが目立った。

新たな組織構造

グーグル共同創設者で現最高経営責任者(CEO)のラリー・ペイ ジ氏がアルファベットのCEOに就任する。グーグル共同創設者のセル ゲイ・ブリン氏はアルファベットの社長に就く。グーグルCEOにはペ イジ氏の腹心サンダー・ピチャイ氏が昇格する。

グーグルのルース・ポラット最高財務責任者(CFO)はアルファ ベッドでもCFOに就く。オーミッド・コーデスタニ最高事業責任者は アルファベットとグーグルの顧問となる。

B・ライリー・アンド・カンパニーのアナリスト、サミート・シン ハ氏は「中核事業と非中核事業で異なった時間配分が可能になる」と分 析。「ピチャイ氏は中核事業に集中し、ペイジ氏とブリン氏は将来の成 長事業に目を向けることになるだろう」と述べた。

原題:Google Rises After Creating Holding Company Called Alphabet (1)(抜粋)

--取材協力:Chris Nagi、Dina Bass.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE