アジア・太平洋株式サマリー:H株が下落、インド株も下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

11日の香港株式市場で、中国本土企業から成るハンセン中国企業株 (H株)指数が下落。中国人民銀行(中央銀行)が人民元相場の実質的 な切り下げに踏み切ったほか、経済全体のファイナンス規模の縮小が統 計で示された。

H株指数は前日比0.2%安の11264.64で終了。一時は2.6%上昇する 場面もあった。中国国際航空(753 HK)や中国南方航空(1055 HK)な ど航空銘柄が下落。元安でドル建て債務の返済コストが上昇するとの懸 念が広がった。

華西証券の魏瑋アナリスト(上海在勤)は、「市場は人民元が下落 トレンド入りするとの懸念に襲われているほか、米国の利上げが近い可 能性があるため資本流出圧力も幾分高まっている」と指摘。「ファイナ ンス規模統計は中国経済が依然として低迷していることを示している」 と述べた。

香港市場でハンセン指数は前日比0.1%安。本土市場では上海総合 指数が0.1%未満の下落。前日までの2営業日で計7.3%上昇していた。 CSI300指数は0.4%安。

【インド株式市況】

11日のインド株式相場は下落。指標のS&P・BSEセンセックス は2週間ぶり大幅安となった。同国の銀行最大手、インドステイト銀行 で不良債権比率が上がったほか、物品・サービス税などに関する法案が 議会を今会期中に通過するとの見通しが薄れた。

インドステイト銀行は半年ぶり大幅安。鉄鋼のタタ・スチールは決 算発表を控えて5.5%下げた。銅生産でインド最大のベダンタは約6年 ぶり安値。中国の実質的な人民元切り下げを受けてインドの通貨ルピー は2カ月ぶり大幅下落となった。

センセックスは前日比0.8%安の27866.09で終了。成長押し上げ関 連法案を審議中のインド議会は与野党対立を受けて空転。会期末を13日 に迎える。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比0.7%安の5473.23。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.8%安の1986.65。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比0.9%安の8394.14。

【インドネシア株式市況】

11日のインドネシア株式市場で、ジャカルタ総合指数は2014年3月 以来の安値に下落。中国人民元の実質切り下げを受け、インドネシアの 輸出が鈍化するとの懸念が広がった。

ジャカルタ総合指数は前日比2.7%安の4622.59で終了。同指数は4 月に付けた過去最高値から16%下落している。