8月の独ZEW景況感、予想外の悪化-世界的な減速が重しに

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ドイツの欧州経済研究センター(ZEW)が まとめた8月の独景況感指数は予想に反して悪化した。世界的な減速が 同国経済に重しとなり得るとの懸念が示唆された。

ZEWが11日発表した8月の期待指数は25.0と、前月の29.7から低 下。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の中央値では31.9への 上昇が見込まれていた。同指数は向こう6カ月の見通しを示す。

国際通貨基金(IMF)は先月、世界の成長率見通しを引き下げ、 ギリシャや中国の金融市場の動揺が及ぼすリスクを指摘した。ギリシャ は救済で最終合意に近づいているが、中国は人民元相場の実質的な大幅 切り下げに踏み切り、世界中の市場を揺さぶっている。

ソシエテ・ジェネラルのシニアエコノミスト、アナトリ・アネンコ フ氏は「ギリシャの難題が去ったため、これが相場を押し上げるはず だ」と述べた上で、「その一方で8月は商品と中国が一段と注目される ようになり、市場の目が欧州から離れた。これらの要因は市場に新たな 不透明感をやや与えている」と語った。

ZEWによれば、8月の現状指数は65.7と、7月の63.9から改善。 ユーロ圏の期待指数は47.6(前月42.7)に上昇した。

原題:German Investor Confidence Unexpectedly Drops on Global Risk (1)(抜粋)

--取材協力:Kristian Siedenburg.