ギリシャと債権団、第3次救済の条件で合意-焦点は議会採決へ

更新日時

ギリシャと債権団は11日、第3次救済策の条 件で合意した。欧州中央銀行(ECB)への返済期限の20日を前に、各 国議会で採決する道が開けた。

2週間近い協議を経て、債権者機関であるECBと国際通貨基金 (IMF)、欧州委員会、欧州安定化メカニズム(ESM)はギリシャ に約850億ユーロ(約11兆7400億円)の資金を提供する前提となる条件 および行動に同意した。

協議は11日早朝にまとまった。ツァカロトス財務相はスカイTVが 放映した記者団とのやりとりで、「1つか2つの非常に細かい点だけ残 っている」と述べた。

ギリシャ議会はこれで、14日に暫定的に予定されているユーロ圏財 務相会合前に財政健全化や改革措置を承認する必要がある。救済策の覚 書草案には同国が直ちに可決しなければならない35の事前行動策が含ま れており、10月には追加措置が必要となると、覚書草案の内容を引用し てカティメリニ紙が報じた。

チプラス政権は銀行の資本バッファーや融資返済に充てるため、少 なくとも200億ユーロの資金供与を早急に受ける必要がある。

この日の合意についてギリシャ議会は13日に採決の予定だと、 ERTテレビは報じた。

従来より低い目標

ギリシャ政府が電子メールで配布した資料によれば、同国と債権団 が合意したプライマリーバランス目標は、今年が対国内総生産 (GDP)比0.25%の赤字、16年が0.5%の黒字、17年と18年はそれぞ れ1.75%と3.5%の黒字。従来目指した水準を200億ユーロ下回る目標に なるという。

ドイツの当局者は期間3年の救済合意に慎重な姿勢を示した。ショ イブレ財務相の側近、イエンス・スパーン氏はARDテレビで「細部に 目を通す必要があり、それから連邦議会に承認を求める」と発言。「8 月20日と初回支払いについてだけでなく、ギリシャ国民とともにいかに 永続的な解決策を持てるか、納得の行く合意でなくてはならない」と強 調した。

原題:Greece Secures Bailout Deal After All-Night Talks in Athens (2)(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie、Nicholas Comfort.