FOMCに向けドル強気派に朗報-中国人民元の切り下げ

中国の事実上の人民元切り下げは、ドル強気 派にとっては朗報だ。

中国人民銀行(中央銀行)は11日、人民元の対ドルでの中心レート を1.9%と、過去最大の大きさで引き下げた。人民元切り下げは世界2 位の経済大国の健全性に対する疑念を生じさせる。国際通貨基金 (IMF)は先週、人民元を特別引き出し権(SDR)の通貨バスケッ トに組み入れるかどうかの判断を先送りする姿勢を示した。

JO・ハンブロ・キャピタル・マネージメントの上級ファンドマネ ジャー、ナジェム・リチェイル氏(シンガポール在勤)は、「ドル保有 を望む理由が増えた。中国側は輸出を支援するため人民元を若干押し下 げることを容認したが、これは世界経済のインフレ圧力をかなり弱める ことになるだろう」と述べた。

ウエストパック銀行のストラテジスト、ショーン・キャロー氏(シ ドニー在勤)は、SDR採用に向けたアピールという点で「ドル・元相 場を安定的に維持して得ることができる利益より、金融緩和の一環とし て為替相場を弱める必要性の方が今や重視されるようになった」と指 摘。来月の米連邦公開市場委員会(FOMC)に向け「ドルの魅力が高 まった」と語った。

原題:China Yuan Devaluation After IMF Letdown Screams Buy Dollars (1)(抜粋)

--取材協力:Wes Goodman.

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