人民元上昇の時代は終わり-元中銀貨幣政策委員の余永定氏

中国人民銀行(中央銀行)が11日、人民元の 中心レートを1.9%引き下げたことで、元上昇の時代は終わりを迎え た。2005年7月の元切り上げ当時に同中銀貨幣政策委員会で委員を務め ていた余永定氏が指摘した。

現在は中国社会科学院の研究者である余氏は、元レートは「安定期 もしくは下落期」に入るだろうと予想。元安の兆しは11日の措置の前か ら見えていたとはいえ、人民銀の中心レート引き下げはこうした変化の 「象徴」だとコメントした。

人民銀は声明で11日の中心レート引き下げについて、一時的な調整 だとした上で、中心レート設定で市場の役割りを強化するとともに、オ ンショアとオフショアレートの収れんを促進する方針だと付け加えた。

余氏はまた、元安が短期的に輸出を押し上げる可能性はあるもの の、長期的に輸出を増加するやり方としては危険だと指摘。「人民銀は 元相場への介入を減らすべきであり、元安が進むと市場が考えれば下落 させるべきだ」と付け加えた。

原題:It’s End of Era for Yuan Appreciation, Says Ex-PBOC Adviser Yu(抜粋)

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