米加州の環境対策、効果薄れる-中国の大気汚染が拡散

中国の大気汚染が太平洋を越えて拡散し、米 カリフォルニア州が講じた大気汚染対策の効果がやや薄れている。科学 誌「ネイチャー・ジオサイエンス」に10日掲載されたオランダと米国の 研究者の報告書で明らかになった。

オランダのワーヘニンゲン大学と王立気象研究所、米カリフォルニ ア工科大学ジェット推進研究所の研究者らが執筆した報告書によると、 米西部の大気汚染抑制策で期待される効果のうち4割強が中国から放出 されるオゾン汚染の拡大で打ち消されている。

こうした研究は世界中の国々が大気汚染対策で協調する必要性を浮 き彫りにしている。研究者らは「地域的な大気質と気候変動の問題に対 応するためには世界的な取り組みが必要かもしれない。世界的規模で考 えなければ、地域的な気候変動と大気質への対策は結局のところ限定的 効果にとどまる可能性がある」と説明した。

中国の当局者は同国の大気汚染問題を踏まえ、石炭火力発電所の閉 鎖や交通規制、代替エネルギーの促進など汚染物質の増加を抑える措置 を推し進めつつある。

原題:China Pollution Crosses Sea to Hamper Air Cleanup Effort in U.S.(抜粋)

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