銀行の海外スワップ取引に関する米規制導入、再延期へ-関係者

ウォール街の銀行による海外デリバティブ (金融派生商品)取引への米当局の規制導入が近く、さらに延期される 見通しだ。事情に詳しい関係者2人が明らかにした。

米商品先物取引委員会(CFTC)は米国で用意され、海外部門が 保有する形の取引について米金融規制改革法(ドッド・フランク法)の 規制対象とすることを延期する公算が大きい。関係者は審議内容が部外 秘だとして匿名を条件に明らかにした。当局はどの程度延期するかを検 討しているという。

ウォール街の金融機関が競争促進と透明性向上を狙った規制を回避 するためスワップ取引を海外で計上しているとの懸念を受け、CFTC のゲンスラー前委員長は2013年に監督強化の概要を打ち出していた。そ れ以降、ウォール街の金融機関は規制導入の阻止を目指して当局と争っ ていた。

JPモルガン・チェースやゴールドマン・サックス・グループなど の金融機関を代表する業界ロビー団体はCFTCによる越権行為だと主 張し、国境を越えた取引への追加規制を覆すためCFTCを相手取り提 訴したが、不首尾に終わっていた。新規制は現時点で9月30日に施行さ れる予定だが、これまでに4回延期となっている。CFTCの報道官は コメントを控えた。

原題:Banks Said Poised to Win Delay of U.S. Curbs on Overseas Swaps(抜粋)

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