【個別銘柄】リクルトHが安、日本ぺは急落、第一生は上昇

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11日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

リクルートホールディングス(6098):前日比2%安の3910円。4 -6月期の連結営業利益は前年同期比4.7%減の301億円になった、と10 日に発表。市場予想の335億円を下回った。10%超の増収だったが、の れん償却額や減価償却費の増加が響いた。

第一生命保険(8750):1.2%高の2556円。4-6月期の連結純利 益は前年同期比68%増の1152億円だった、と10日に発表。市場予想 の828億円を上回った。国内保険販売が堅調だったほか、買収した米プ ロテクティブが大幅増益に寄与した。通期予想は据え置いたが、クレデ ィ・スイス証券では、利益がガイダンスを上回る可能性は高まっている と分析。今後の進捗(しんちょく)によって配当実額が上昇、自社株買 いが実施される見込みがあるとした。

日本ペイントホールディングス(4612):18%安の3170円。4-6 月期の連結営業利益は130億円になったと10日に発表。前年同期比6割 増を確保したが通期計画740億円への進ちょくは18%にとどまった。野 村証券では、自力成長を継続してきた中国汎用塗料事業に減速感が見え てきた、と指摘。投資判断は「中立」を維持したが、中国の塗料市場が 変調をきたしており、事業環境にも影響が出ている点には留意が必要と の見方を示した。

カネカ(4118):9.7%高の1040円。4-6月期の連結営業利益は 前年同期比77%増の86億700万円になった、と10日に発表。市場予想 の76億円を上回った。主力製品の販売好調などで化成品事業や機能性樹 脂事業など全セグメントが増益となった。野村証券は10日付で投資判断 を「ウエート下げ」から「中立」に、目標株価を680円から1000円に引 き上げた。好調なライフサイエンスと原油安に伴う石化系事業の採算見 通し改善を織り込み、同証による業績予想を上方修正した。

サンドラッグ(9989):1.9%高の7490円。4-6月期の連結営業 利益は前年同期比47%増の77億6100万円になった、と10日に発表。市場 予想は76億円だった。消費増税後の反動減の回復で化粧品などが売り上 げを伸ばしたほか夏物関連の季節品も好調だった。JPモルガン証券は 業績好調に対し、相対的割安感と投資魅力が上昇したと評価。11日付で 投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に、目標株価を7800円か ら8200円に引き上げた。

上組(9364):8.9%安の1087円。10日に発表した4-6月期の連 結営業利益は前年同期比5.7%減の56億4600万円だった。基幹情報シス テムの新規構築、稼働による減価償却費の増加が響いた。

コメ兵(2780):1.3%高の3920円。4-6月期の連結営業利益は 前年同期比2.4倍の6億9200万円だった、と10日に発表。外国人旅行客 増加によるインバウンド効果などでブランド・ファッション事業が大幅 増益となった。SMBC日興証券は、販売商品の在庫は潤沢にあり第2 四半期以降への不安は少なく、第1四半期は好スタートを切ったと言え ると評価した。

三谷商事(8066):10%高の3350円。4-9月期の連結営業利益予 想を65億円から68億円に上方修正する、と11日午後2時に発表。貸倒費 用の戻し入れ益や為替差益が発生した。同時に発行済み株式総数 の3.7%、金額にして32億円を上限とする自己株取得も行うと発表し た。

日医工(4541):9.2%安の4020円。モルガン・スタンレー MUFG証券は11日付で投資判断を「イコールウエート」から「アンダ ーウエート」に引き下げた。第1四半期決算の好調は想定の範囲内、目 先のプラス材料は出尽くしたと指摘。政府による数量支援や抗血小板薬 「プラビックスAG」の貢献など、潜在的プラス要素は全て株価に織り 込まれたと分析した。今後の価格リスク(3年連続薬価改定など)を考 えると、年初来136%上昇した株価を維持するのは困難とした。

東洋エンジニアリング(6330):8.4%高の335円。4-6月期の連 結営業利益は前年同期比5.4倍の12億5200万円になった、と11日午前11 時半に発表。通期計画25億円に対する進捗(しんちょく)率は50%とな った。東南アジア、北米、西南アジア・アフリカなどの各地域で遂行し ている石油化学、石油精製、エネルギー関連などの案件の進捗が貢献し た。

ショーボンドホールディングス(1414):3.7%安の5170円。2016 年6月期の連結営業利益は前期比1.2%増の92億5000万円の見通し、 と10日に発表した。市場予想の96億円を下回った。民間設備投資や震災 復興関連の政府投資などは堅調に推移するものの、その他の地方公共団 体を含めた公共投資については弱含みになる可能性があるとした。

三益半導体工業(8155):12%高の1260円。未定だった16年5月期 の連結営業利益は前期比37%増の35億円の見通し、と10日に発表。年間 配当計画は26円と前期から2円増配になるとした。

日本山村硝子(5210):5.3%高の200円。4-6月期の連結営業損 益は2億9400万円の黒字に転換した、と10日に発表。前年同期は3 億3000万円の赤字だった。同時に1億円を予想していた4-9月期の営 業利益を4億円に上方修正した。ガラスびん関連事業での修繕費などコ スト削減に加え、海外子会社の業績改善が順調に進んだことが寄与す る。

東洋炭素(5310):6.8%安の1828円。15年12月期の連結営業利益 計画を29億円から11億円に下方修正する、と10日に発表。大幅増益から 一転3.5%減益となる。上期に一部製造費用などが増えたことが響く。

パルマ(3461):東証マザーズに11日、新規株式公開した。公開価 格の1350円に対し買い気配で始まり、初値は71%高の2302円となった。 同社は収納スペースやトランクルームのレンタルなどセルフストレージ 業界向けにソリューションを提供する。15年9月期の業績計画は、営業 利益が前期比41%増の1億1313万円。終値は2117円。