欧州債:ギリシャ2年債利回り20%割れ-救済協議の前進期待で

10日の欧州債市場ではギリシャ国債が上昇。 同国政府は11日までに第3次救済をめぐる協議をまとめようとしてい る。欧州中央銀行(ECB)への返済資金を20日の期限を前に確保する ためだ。

ギリシャの2年債利回りは過去1カ月に約40ポイント低下。ユーロ 圏離脱の瀬戸際にあった同国が救済合意へと近づいているためだが、短 期債利回りが20%前後で、長期債利回りを上回る逆イールドである現状 は依然として、デフォルト(債務不履行)の可能性を市場が織り込んで いることを示す。

ロンドン時間午後4時34分現在、ギリシャ2年債利回りは前週末 比244ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の18.36%。同国 債(表面利率3.375%、2017年7月償還)価格は2.96上げて77.325。7 月8日は42.78の安値を付けていた。昨年の発行時は99.65。

みずほインターナショナルの債券ストラテジスト、ピーター・チャ ットウェル氏はギリシャ2年債が(額面1000ユーロに対して)「76ユー ロ前後で取引されているのは、まだかなりのデフォルトの可能性が価格 に織り込まれていることを示している。それに新救済策については成功 可否を評価できるほど十分に全容が分かっていない」と指摘。「改革が 実行されるとの信頼性があり、ギリシャが民間債務への返済を続けれ ば、ギリシャ債相場は現水準から大きく上昇する余地が相当ある」と付 け加えた。

ドイツ10年債利回りはこの日、3bp上昇の0.69%となった。

原題:Greece’s Two-Year Yields Drop Below 20% as Bailout Deal in Sight(抜粋)

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