きょうの国内市況(8月10日):株式、債券、為替市場

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●TOPIX9連騰で年初来高値、好業績KDDIなど内需株堅調

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東京株式相場はTOPIXが9日続伸 し、終値で6月24日に付け た年初来高値を更新した。4-6月期営業利 益が2割近い増益で、市 場予想を上回ったKDDIなど情報・通信株が 上昇。医薬品や陸運、 パルプ・紙など相対的に内需セクターが買われ、 野村証券の投資判断 引き上げを受けた東レなど繊維株も高い。

TOPIXの終値は前週末比12.10ポイント(0.7%)高の1691.29 で2007年7月31日以来、およそ8年ぶりの高値水準を回復。日経平均株 価は84円13銭(0.4%)高の2万808円69銭と4日続伸した。

三井住友アセットマネジメントの石山仁チーフストラテジストは、 「企業業績をみても、2けた増益を狙えるところは日本株しかなく、 EPS水準やモメンタムもしっかり。世界的に資金が潤沢になる中、日 本に注目が集まりやすい」と指摘。個別銘柄の選別物色が進む中、「イ ンバウンド消費が見込める内需系に買いが入りやすい」と言う。

東証1部33業種は繊維、その他製品、紙パ、通信、陸運、空運、医 薬品、建設、小売など25業種が上昇。鉱業やゴム製品、機械、ガラス・ 土石製品、鉄鋼、非鉄金属、金属製品、電機の8業種は下落。

東証1部の売買高は21億9090万株、売買代金は2兆6580億円。値上 がり銘柄数は1367、値下がりは447。

売買代金上位では、4-6月期営業利益が市場予想を上回った KDDI、野村証が投資判断を「中立」から「買い」に上げた東レが買 われ、4-6月期が営業黒字に浮上したジャパンディスプレイは急騰。 ソフトバンクグループや任天堂、大成建設、MS&ADインシュアラン スグループホールディングスのほか、花王やコーセーなどインバウンド 消費関連も高かった。

半面、JPX日経インデックス400への追加が見送られた東京電 力、除外される東芝やLIXILグループが安く、ブリヂストン、マブ チモーター、住友化学、JFEホールディングス、ケネディクス、長谷 工コーポレーションも売られた。

●債券上昇、米長期債高や日銀買い入れが支え-あす以降の入札が重し

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債券相場は上昇。前週末の米国債相場が続伸したことや日本銀行に よる長期国債買い入れオペが支えた。一方、国内では今週2回の利付国 債入札を控える中、国内株価の持ち直しも重しとなった。

長期国債先物市場で中心限月9月物は前週末比11銭高の147円61銭 で取引を開始。朝方に147円71銭と日中取引ベースで3営業日ぶりの高 値を付けたものの、取引が進むにつれて上昇幅は縮小。午後からは TOPIXや日経平均株価の持ち直しを背景に売り圧力が強まり、結局 は12銭高の147円62銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前週末午後3時時点の参照値より1.5ベ ーシスポイント(bp)低い0.40%で開始し、午前は同水準で推移した。午 後に入ると0.405%に低下幅を縮めている。

みずほ証券の辻宏樹マーケットアナリストは、「円債相場は先週末 の海外債券相場が強かった流れを引き継いでいるので、あすに30年債入 札を控える中でも調整しづらい状況。株価が上昇に転じるなど堅調推移 になったことが重しになっているもようだ」と話した。

日銀発表によると、きょう実施した今月3回目の長期国債買い入れ オペ3本(総額1兆2000億円)の応札倍率は、残存期間3年超5年以下 と5年超10年以下が前回を上回り、1年超3年以下が低下した。

●ドル・円がじり高、9月の米利上げ期待継続で-124円台半ば

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東京外国為替市場ではドル・円相場がじり高。前週末の米雇用統計 を受け、9月の米利上げ期待が維持される中、ドル買い・円売りがやや 優勢となった。

午後3時57分現在のドル・円相場は1ドル=124円48銭前後。早朝 に付けた124円12銭から一時124円50銭まで水準を切り上げた。前週末の 海外市場では米雇用統計を受けて一時125円07銭と2カ月ぶりのドル高 値を付けたが、その後米国株の下落や米長期金利の低下を背景に124 円10銭まで反落した。

楽天証券の相馬勉債券事業部長は、「失業率もかなり低い水準で、 米国のことだけ考えれば、利上げしても全然おかしくない」と指摘。新 興国に対する懸念はあるものの、「結局はドルしか買うものがないとい うところだと思う」と話した。

ユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.09ドル台後半でもみ合う展開とな り、同時刻現在は1.0963ドル前後。ユーロ・円相場は1ユーロ=135円 台前半から136円台半ばへ水準を切り上げた。

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