長時間働けど報われないロシアとギリシャ-生産性の低さ響く

欧州で労働時間が最も長いのはギリシャ、そ の次がロシアだが、同国はこの競争に勝っても報われないだろう。労働 時間当たりの国内総生産(GDP)で測る生産性が欧州で最も低いため だ。

経済協力開発機構(OECD)の試算によると、ロシアの労働生産 性は25.9、ギリシャも36.2と、欧州連合(EU)平均の50を大きく下回 る。

債務同様、低い生産性も経済を荒廃させ得る。ロシア最大の民間銀 行、アルファ銀行によれば、生産性の低さは縮小するロシア経済を「身 動き取れない状態」にしている3つの構造的要因の一つ。残る2つは投 資低迷と人口動態の弱さだ。同行はロシアの潜在成長率を0.5-1%と 推計する。

アルファ銀のエコノミスト、ナタリア・オルロバ、セルゲイ・エギ エフ両氏は7月29日の調査リポートで、「ロシアの低成長は経済政策と いうより根本的な要因がより大きな原因となっているようだ」と指摘し た。

入手可能な最新のOECD統計によれば、1人当たりの年平均労働 時間はロシアが1982時間、ギリシャは2034時間だ。

原題:Russian Workers Vie With Greeks in Race to Productivity Abyss(抜粋)