米グーグルが組織再編、新会社「アルファベット」創設

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米グーグルは組織を再編し持ち株会社「アル ファベット」を新設する。主力のウェブ事業の独立性を高めつつ、医療 やインターネットアクセスなどを含む新規事業の拡大に向けた意欲的計 画に関して透明性を高める。

グーグルの10日の発表資料によると、アルファベットが事実上の新 たな持ち株会社となり、傘下にグーグル・インクやユーチューブ、携帯 端末用ソフトウエア「アンドロイド」などウェブ関連商品事業を置く。 キャリコやグーグル・ベンチャーズ、グーグル・キャピタル、グーグル Xなどの子会社もアルファベットの傘下となる。

新たな組織構造にすることで、自動運転車や高速インターネットサ ービス、医療関連技術といった多様なベンチャー事業への投資について 透明性を高める。発表を受けて同社の株価は時間外取引で一時5.8%上 昇した。

BGCファイナンシャルのアナリスト、コリン・ギリス氏は「こう したベンジャー事業への投資額には多くの臆測があったが、これでそれ も終わるだろう。買収を行う場合には新たな事業分野を加えられる構造 ともなる。メカニズムが整った」と指摘した。

グーグル共同創設者で現最高経営責任者(CEO)のラリー・ペイ ジ氏がアルファベットのCEOに就任する。グーグル共同創設者のセル ゲイ・ブリン氏はアルファベットの社長に就く。同社の年間売上高の大 部分を稼ぐグーグル・インクのCEOにはペイジ氏の腹心サンダー・ピ チャイ氏が昇格する。

ペイジ氏は今回の再編の目的はアルファベットを消費者ブランドに することではないと説明。「当社の経営は現在順調だが、透明性や説明 責任を高めることが可能だと考える」とコメントした。

原題:Google to Adopt New Holding Structure Under Name ‘Alphabet’ (2)(抜粋)

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