米国株:反発、バークシャーがプレシジョン買収-商品株高い

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10日の米株式相場は反発。資産家ウォーレ ン・バフェット氏率いる米投資・保険会社バークシャー・ハサウェイが 航空・エネルギー関連部品メーカーのプレシジョン・キャストパーツを 買収することが好感された。商品関連株も高い。

プレシジョンは19%高。買収規模は372億ドル。ボーイングも高 い。エネルギーや素材株も上げた。アップルは6カ月ぶりの大幅高とな った。

S&P500種株価指数は前営業日比1.3%高の2104.18で終了。5月 以来の大幅な上昇。ダウ平均は241.79ドル(1.4%)上げて17615.17ド ルで終えた。ナスダック総合指数は1.2%、ラッセル2000指数はそれぞ れ1.3%上昇した。

テミス・トレーディング(ニュージャージー州チャザム)の株式ト レーダー、マーク・ケプナー氏は「中国株が5%上げ、S&P500種 も200日移動平均を再び試した。加えてバークシャーのプレシジョン買 収も上昇の理由となった」と述べた。

10日の上海総合指数は1カ月ぶりの大幅高となった。政府が成長下 支えのため国有企業の合併を加速させるとの観測が広がった。

今週は13日に小売売上高の発表が予定されている。7日に発表され ら雇用統計では広範な雇用増がみられ、ブルームバーグがまとめた金利 先物の動向によれば、9月利上げの確率は4ポイント上昇し54%となっ た。

FRB副議長

フィッシャー米連邦準備制度理事会(FRB)副議長は10日、ブル ームバーグ・テレビジョンのインタビューで、米国の根強い低インフレ は景気がほぼ完全雇用にある状況では続かないと述べた。

この日はクラフト・ハインツなどが決算を発表。今週はメーシーズ やニューズ・コープも発表を控えている。

第2四半期決算を発表したS&P500種構成企業のうち74%で利益 が予想を上回り、約半数で売上高が予想を超えた。アナリストの現在の 予想は2.1%減と、1カ月前の6.4%減よりも減益見通しが緩やかになっ ている。

S&P500種の10セクターのうち9業種が上昇。特にエネルギーや 素材、工業株が上げた。一方、公益事業株は下げた。

先週下げた銘柄が戻す

先週大きく下げた銘柄の多くが戻し、ゴールドマン・サックス・グ ループは2.6%上昇。2月以来の大幅高となった。直近の高値か ら13%%下げて調整局面入りしたアップルはこの日3.6%上げた。

エネルギー株指数はほぼ7カ月ぶりの大幅高。中国の原油輸入が月 間ベースで過去最高に達し、原油相場が上げたことが背景にある。

原題:U.S. Stocks Jump Amid Berkshire Deal as Commodity Shares Rally(抜粋)

--取材協力:Sofia Horta e Costa.