米アトランタ連銀総裁:早期の利上げ開始望む

米アトランタ連銀のロックハート総裁はこの ところの経済指標が強弱まちまちな内容であるものの、米経済は早期の 利上げ開始を正当化できるだけの進展を見せているとの認識を示した。

総裁は10日、アトランタで講演。事前に配布された原稿によれば、 「利上げ開始の時期は近いと考えている」とし、「連邦公開市場委員会 (FOMC)が、私の考えるところの歴史的決定に近づく中、私は経済 データの示唆する内容が一様に同じ方向を向くとは見込んでいない。そ うである必要はない」と述べた。

さらに、「景気回復中に遂げた進展や最近の全般的な経済のトー ン」を踏まえ、「私個人としては、政策決定を下す上で変動のある月間 のデータを決定的な要素にする考えはない」と説明した。

次回FOMC会合は9月16-17日に開催される。

総裁は利上げ開始後の引き上げペースが緩やかなものになる可能性 が高いことが「最も重要なメッセージ」だと述べた。

そうしたスタンスを取る理由の一つとして総裁は、インフレ率が 「慢性的」に目標を下回り続けていることを挙げ、最近では原油の値下 がりが低インフレに影響していると指摘した。

その上で、「インフレ率へのそうした下方向の圧力は完全になくな ってはいない」とし、「そうした要素のため、真の意味での潜在的なイ ンフレ率を見定めるのが困難になっている。この分析面での課題は継続 しており、今後もしばらくは根強く残ると見込んでいる」と語った。

原題:Fed’s Lockhart Favors Liftoff Soon Even If New Data Are Mixed(抜粋)