【M&A潮流】ネスレも標的か、物言う株主が食品会社に照準

スイスのネスレは食品メーカーの中で次の標 的となる可能性がある。ビル・アックマン氏がスナック菓子メーカーの 米モンデリーズ・インターナショナルに照準を合わせるなど、アクティ ビスト(物言う株主)の間では食品関連企業が格好の標的となってい る。

食品・飲料会社がターゲットになっているのは、肥大化した経費と 緩慢な成長が理由だ。アックマン氏がモンデリーズ株取得を発表したの を受け、同氏が経費削減や場合によっては身売りを求めるとの観測が浮 上した。米コナグラ・フーズや米ボルダー・ブランズも最近、事業再編 要求に直面している。

これまでのところアクティビストらは主に米国の食品会社を標的に しているが、ネスレの不振を受けて欧州に関心を寄せる可能性もあ る。13日に1-6月(上期)決算を発表するネスレは、長期増収率目標 を達成できない公算が大きい。株価は今年1%弱の上昇と、ストックス 欧州600指数(約16%高)に大きく出遅れている。

メーンファースト銀行のアナリスト、アランセバスチャン・オーバ ーフーバー氏(チューリヒ在勤)は「アクティビストが最終的にするの は現状の問題点を全て調べることだ。現時点で複数の分野で警告が出て いるようだ」と指摘した。

原題:Nestle Is Ripe for Activists Looking for Next Mondelez: Real M&A(抜粋)

--取材協力:Thomas Buckley.