試される蜜月-米メディア株は今後もヘッジファンドの宝の山か

米株式市場でヘッジファンドとメディア株の 蜜月関係が試されている。

ケーブルテレビ会社や映画会社の売上高をめぐる懸念から、これ ら15銘柄から成るS&P500メディア指数が先週、2日間で8.2%下 げ、2008年以来の大きな下落を記録した。09年以降の年間リターンがプ ラス33%を超え、プロの投資家にとっては宝の山とも言えるメディア株 の今年の値上がり幅が縮小した。

メディア業界の現金を生み出す力や自社株買い、企業の合併・買収 (M&A)観測、株価動向の力強さから、常にと言っていいほどヘッジ ファンドは同業界に強気だ。アルファ・セオリー・アドバイザーズのべ ンジャミン・ダン社長は「多くがM&Aの臆測で行動している。ヘッジ ファンドはファンダメンタルズで動く投資家ではない」と述べた。同社 長はヘッジファンドに助言している。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、S&P500メディア指 数を構成する15社でのヘッジファンドの持ち分は平均9.7%で、S& P500種株価指数を成す他の23のどの業界別指数よりも高い比率だ。ダ ン社長は合併観測を織り込んだ持ち高となっていると指摘した。

原題:Favorite Hedge Fund Trade Turning Sour in U.S. Media Slump (1)(抜粋)