アメリカン航空へのハッカー攻撃、中国に関連か-関係者

米大手保険会社や米人事管理局のデータバン ク侵入に関与した中国関連のハッカー集団が、米国の民間航空システム の中核に攻撃を仕掛けた。このハッカー攻撃に関する調査に詳しい関係 者が明らかにした。

数百の航空会社や数千のホテルの予約処理を行う米セイバーは同社 のシステムに最近、侵入があったことを確認。世界最大の航空会社、ア メリカン航空グループはハッカーが同社のコンピューターに侵入したか どうかを調べていると説明した。

今回のハッカーに関する調査を知る3人の関係者によれば、両社の コンピューターへの侵入は米保険会社アンセムや米人事管理局を狙った 一連のハッカー攻撃の一部。調査担当者はこうした侵入を中国が支援し ている同じハッカーと結び付けており、米当局者も同様の見方をしてい るという。両社が調査を実施するため外部の専門家に接触し始めたのは ここ1カ月以内のことだと、関係者は話している。

アメリカン航空の広報担当ケーシー・ノートン氏は、ハッカー攻撃 があったかどうかを調査しているが、侵入の確認はしていないと述べ た。セイバーは「サイバーセキュリティー事件があったことが最近発覚 し、調べを進めているが、どのデータが盗まれた可能性があるか、また 誰が攻撃したと思われるかについてはコメントできない」としている。

ワシントンにある中国大使館の報道担当チュー・ハイチュアン氏 は、ハッキングに中国が関与しているとの主張は「事実無根」であり 「非生産的」だと指摘。「中国政府と政府機関の職員がいかなる形でも サイバー攻撃に関与することは決してない。われわれはあらゆる形のサ イバー攻撃に強く反対し、それと闘う」と語った。

原題:American Airlines, Sabre Said to Be Hit in China-Tied Hacks (1)(抜粋)

--取材協力:Mary Schlangenstein.