米ゴルフ業界復活か、スピース効果で上期のラウンド数増加

ゴルフはたぶん復活した。米国でゴルファー が今年1-6月(上期)にプレーした施設ごとのラウンド数は1万888 回と、前年同期の1万651回から2.2%増えた。

米ゴルフ業界は過去10年間に約500万人のゴルフ人口を失った。だ が、最新の統計は明るい。特に米男子プロのジョーダン・スピースが今 年、マスターズと全米オープンで連続優勝した後は好調だ。1シーズン にメジャー4大会の2つを制したのは2002年のタイガー・ウッズ以来。 好天続きで地元のコースに繰り出したゴルファーが増えたことが寄与し た可能性もある。

ニューヨークの証券会社ギルフォード・セキュリティーズのゴルフ 業界担当アナリスト、ケーシー・アレクサンダー氏は「前向きになれる 数字だ。だがこのビジネスをより大きな枠組みで見ると、依然として天 候に絡んだ誤差の範囲内と言うこともできるかもしれない」と述べた。

月次のプレーラウンド数は1-6月の4カ月で増えたが、コースの 営業ができた天候に恵まれた日数に沿った増加となっている。

1-6月のゴルフ施設収入は1施設当たり106万ドル(約1億3200 万円)と、前年同期の103万ドルから2.9%増加。このうち、コースごと の飲食支出は25万565ドルと、同24万482ドルから4.2%増えた。

ゴルフ人口減少には歯止めが掛かったと語るのはゴルフレッスンチ ェーンの米ゴルフテックのジョー・アセル最高経営責任者(CEO)。 同社は過去1年間で175人前後の米プロゴルフ協会(PGA)公認レッ スンプロを雇用した。アセルCEOによると、同社では練習場数、レッ スン数、受講者数、年間売上高のほぼ全てのカテゴリーが伸びたとい う。ゴルフテックは全米ゴルフレッスン市場で約25%のシェアを持って おり、今年の売上高見通しは約8000万ドル。

アセルCEOはインタビューで、「今は安定している。ゴルフは大 丈夫だ」と語り、「過去の一時期がちょっとしたバブルだったのだろ う。頭を悩ませることが数多くあるが、ゴルフの将来はそういったこと の1つではない」と指摘した。

原題:Golf Emerges From Polar Vortex to See Green Sprouts of Recovery(抜粋)

--取材協力:Erik Matuszewski.