22年の北京五輪で目にするのは全く違う中国-08年と様変わり

2022年の冬季五輪に合わせ世界中から北京に 押し寄せる人々は、同じ都市で夏季五輪が開かれた08年と比べ大きく様 変わりした中国を目にすることになるだろう。

中国の国内総生産(GDP)は22年までに10年の2倍強になると予 想され、風力発電で米国の倍を超える電力を生み出していると見込まれ ている。そして65歳を超える年齢の国民は今より1億2650万人増えると いう。

22年はまた中国共産党の最高指導部が交代する年でもあり、冬季五 輪で演出される中国のイメージは、08年同様、政治的な色合いも帯びる ことになる。中国が世界を舞台に資産を増やし続けるなら、そのパワー に満足して繁栄を謳歌(おうか)している国だと習近平国家主席は印象 付けようとするかもしれない。

北京理工大学の胡星斗教授(経済学)は「22年は習指導部にとって 決定的に重要な年となる。現指導部は中国を新たな水準に押し上げたと 誇示することを望んでおり、冬季五輪は習主席の政治と経済、外交、軍 事面での成果を示す格好の場になるだろう」と述べた。

14年の中国GDPは10兆3000億ドル(約1280兆円)で、08年はその 半分程度にすぎなかった。国際通貨基金(IMF)は14年、購買力平価 ベースのGDPで中国が世界一になったと発表している。

原題:For Beijing’s 2022 Winter Olympics, Expect a More Confident Host(抜粋)

--取材協力:Keith Zhai、Ting Shi、Xiaoqing Pi.