ギリシャ、11日までの支援合意目指す-週末に債権者協議前進

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ギリシャは第3次支援プログラムをめぐる協 議を11日までにまとめようとしている。ユーロ圏各国が議会で合意内容 を十分検討する時間を残し、20日の欧州中央銀行(ECB)への支払い の資金を確保したい考え。

事情に詳しい関係者3人によれば、ギリシャの債権者を代表する ECBと国際通貨基金(IMF)、欧州委員会、欧州安定化メカニズム (ESM)は最大860億ユーロ(約11兆7000億円)規模の同支援プログ ラムの詳細に関して週末の協議で前進した。

関係者2人によると、当局者は合意実現に楽観的で、週半ばにギリ シャ議会が新たな改革案を承認し、週末のユーロ圏財務相会合への準備 が整うとみている。ギリシャは銀行の資金バッファーと融資返済に充て るため約200億ユーロの即時供与を必要している。

欧州委のアンドリーバ報道官は7日、ブリュッセルで記者団に対 し、「われわれは新たなESMプログラムの下での資金供与に向け、で きれば今月20日より前に合意できるよう迅速に前進しようとしている」 と発言した。

関係者のうちの1人によれば、ギリシャと債権者は今後、第3次支 援で必要となる具体的な額や、資金供与前に完了すべき改革について詰 める必要がある。

懐疑的

債権者協議は週末に前進したものの、一部のユーロ圏諸国はこの合 意の有効性について疑念を表明。フィンランドのソイニ外相は週末、同 国政府には新たなギリシャ支援計画を議論する用意があるが、「これが うまく行かないとわれわれは認めるべきだ」と語った。

メルケル首相のキリスト教民主同盟(CDU)と統一会派を組むキ リスト教社会同盟(CSU)のハンス・ミヒェルバッハ議員は先週、支 援プログラムの決定が20日のECBへの支払い期限に間に合うとはみて おらず、他の調達手段が必要になるだろうとの見方を示した。

5週間にわたる休場後、先週3日に再開したギリシャ株式市場では 指標のアテネ総合指数が7日までの5日間で15.2%下落し676.33と、終 値ベースで3年ぶり安値に接近した。ギリシャ銀行株の指標は先週58% 下げた。5日終値は1995年以来の低水準となった。

欧州各国政府は、ギリシャがECBに32億ユーロを支払う期限の20 日より前に合意を取り結ぼうと全力で取り組んでいる。ただ、欧州首脳 が20日より前にギリシャに資金を供与できなくても、ギリシャは約50億 ユーロを融通できる欧州基金に短期借り入れを要請できるため、前回7 月ほど差し迫った状況ではない。

原題:Greece Seeks Resolution to Aid Deal as Creditor Talks Progress(抜粋)

--取材協力:Nikos Chrysoloras.