中国の鉄鋼輸出がさらに増加-減益や貿易摩擦もたらす恐れ

中国経済が鈍化する中、同国から世界市場へ の鉄鋼輸出は過去最大規模に膨れつつあり、鉄鋼価格の低下だけでな く、世界の生産会社の減益や貿易摩擦拡大につながっている。

世界の鉄鋼の半分を生産する中国の製鉄所は、国内需要の鈍化にも かかわらず生産を維持しており、余剰分を輸出している。8日に発表さ れた税関総署のデータでは、7月の鉄鋼輸出は9.5%増の973万トンと、 ここ半年で最高の水準。ブルームバーグがまとめた税関総署のデータに よると、1-7月は27%増の6213万トンと、同期としての最高を記録し た。

世界鉄鋼協会のデータによれば、中国の鉄鋼輸出は世界2位の生産 国である日本の粗鋼生産とほぼ同水準。クレディ・スイス・グループは 中国の鉄鋼輸出が異例の水準に達したと指摘している。

シティグループの商品ストラテジスト、イワン・シュパコウスキ氏 (香港在勤)は電話取材に対し、「国内の鉄鋼需要が弱いために、製鉄 所は余剰分を国際市場に押し出しており、そうした構図は今後も変わら ないだろう」と分析した。

原題:China Steel Flood Deepens, Cutting Earnings, Fanning Trade Rows(抜粋)

--取材協力:Alfred Cang.

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