女性は若いうちが華?-いえ、美しさの話ではなく稼ぎの話です

大学を卒業して数年以内の年齢層 では女性と男性の報酬格差は3%しかないが、この差は年齢を重ねるに 連れて広がる。ニューヨーク連銀の調査で分かった。

大卒以上の学歴を持つ22-27歳の男女について2009-13年にかけて 調査したところ、賃金の男女格差はほとんどなく、分野によっては男性 を上回る報酬を得ている女性もいることが分かった。しかし男女平等が 実現したと喜ぶのはまだ早い。

第1に、今でも大半の女性は就職した時点で既に男性よりも報酬が 低い。これはよく言われているように男性の方が報酬の高い職種を選び がちだからではない。連銀のエコノミストらはこの要素の影響を取り除 いて比較した。

さらに、若い時は男性より多くを稼いだ女性ですら、この優位は長 続きしない。職業人人生の中ごろには「報酬の男性優位はほぼ全ての専 門分野において拡大する」という。35-45歳では格差は約15%だった。

ニューヨーク連銀の調査は同時期に別のグループをサンプルとして 実施されたが、同じグループの人々を追跡調査した別の研究でも男女の 報酬格差が年齢とともに変化することが分かった。

この原因について、連銀のエコノミストらは2つの仮説を立てた。 1つは女性の年齢が高くなると性差別がひどくなるという説。もう1つ は出産や育児のためにキャリアを中断することが、女性の方が多いため だという説。

女性が若い時には報酬面で男性との平等を勝ち得ているのに年齢と ともにこれを失う「こうしたトレンドが何に由来するのか解明するため さらに詳細な研究を続けることが、報酬の男女格差の問題への対応とし て必須だ」と研究者らは結んでいる。

原題:Even Women Who Out-Earn Men Eventually Fall Behind in U.S. Pay(抜粋)