JPX日経400入れ替え:東芝とリクシル除外、オリンパス追加

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日本取引所グループと日本経済新聞社は7日 午後、両社が共同で算出しているJPX日経インデックス400の定期銘 柄入れ替えの詳細を発表した。不適切会計問題が歴代3社長の辞任を招 いた東芝、破産した海外子会社の債務超過問題を抱えたLIXILグル ープが除外される一方、オリンパス、東京建物などが追加された。

今回採用されたのは43銘柄、除外は42銘柄。親会社による完全子会 社化でスターバックスコーヒージャパンが3月に上場廃止となり、現在 の指数構成銘柄が399社だったため、除外が採用に比べ1社少ない。銘 柄入れ替えの指数への反映は8月31日に行われる。

ピクテ投信の松元浩常務執行役員は、東芝の除外について「JPX 日経400がガバナンスを重視している点では当然の結果。やむを得な い」と話した。一方、損失隠しと有価証券報告書の虚偽記載で2012年に は特設注意市場銘柄に指定された経緯があるオリンパスの採用は、「ル ールに従って入れた結果だろう。何とも言えない」としている。

追加銘柄は大林組、清水建設、三井住友建設、ミクシィ、日本M& Aセンター、クックパッド、ALSOK、プレサンスコーポレーショ ン、ネクソン、大王製紙、住友化学、日油、コーセー、日本ガイシ、神 戸製鋼所、三和ホールディングス、三協立山、イーグル工業、NEC、 日立国際電気、アルプス電気、日本航空電子工業、エンプラス、東海理 化、日本精機、トプコン、オリンパス、パイロットコーポレーション、 ヤマハ、東京エレクトロン、セイコーホールディングス、日本瓦斯、ヤ オコー、SBIホールディングス、ジャフコ、損保ジャパン日本興亜ホ ールディングス、カブドットコム証券、MS&ADインシュアランスグ ループホールディングス、東建物、スターツコーポレーション、南海電 気鉄道、日本郵船、カナモト。

東電追加は見送り

ミクシィやネクソン、東建物、アルプス電、ガイシなどは国内証券 各社のクオンツアナリスらによる予想で採用候補とされていた。一方、 採用候補に名前が挙がっていた東京電力の追加は見送られた。

除外されるのは東芝プラントシステム、日清製粉グループ本社、ア コーディア・ゴルフ、日本マクドナルドホールディングス、パル、イン ターネットイニシアティブ、昭和電工、東亜合成、日本触媒、東洋イン キSCホールディングス、もしもしホットライン、東燃ゼネラル石油、 出光興産、JXホールディングス、鬼怒川ゴム工業、日本電気硝子、ニ チアス、大同特殊鋼、日本製鋼所、リクシルG、ジーテクト、栗田工 業、SANKYO、東芝、ジーエス・ユアサ コーポレーション、 KYB、大同メタル工業、エフ・シー・シー、三菱食品、エフピコ、山 善、コメリ、ユニーグループ・ホールディングス、Jトラスト、アイフ ル、リコーリース、日立物流、上組、コナミ、ヤマダ電機、王将フード サービス、アークス。

JPX日経400は東証1・2部、マザーズ、ジャスダック上場銘柄 を対象とし、流動性などによるスクリーニングで1000社に絞り、3年平 均のROEと3年累積営業利益で各40%、選定基準日時点の時価総額 で20%のウエートを勘案、定量的な総合スコアを算出する。その上で、 「独立した社外取締役の選任(2人以上)」など定性的要素も踏まえ、 スコアの高い順に400銘柄を選定する仕組みだ。

7日夕に記者向けレクチャーを行った東京証券取引所情報サービス 部・商品企画運用グループ課長の冨田一成氏は、個別銘柄の選定詳細に ついては言えないとした上で、「一般的に言って、直近決算を発表して いなかったり、過去の数値を訂正する必要があるときは選定の対象にな らない」と説明した。他方、過去に問題があっても、「選定基準日時点 から判断し、ことし問題がなければ選定対象になる」と述べた。同氏に よると、定性的要素の加点で追加されたのは9銘柄という。

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