第3次ギリシャ救済、10日までの覚書合意目指し交渉-当局者

ギリシャと債権団は860億ユーロ(約11 兆7000億円)規模の第3次ギリシャ救済について、その前提となる財政 緊縮・経済改革の条件を定める覚書を今月10日までにまとめることを目 指している。事情に詳しい当局者3人が非公開情報だとして匿名で明ら かにした。このため、週末に集中的に交渉が行われる。

10日までに覚書で合意に至らなければ、ギリシャは欧州中央銀行 (ECB)に債務32億ユーロを期限の20日に返済するために新たなつな ぎ融資を求める必要があると、当局者1人が述べた。合意となれば200 億ユーロ強の初回受け取りの道筋が整い、これにはECBへの同返済分 のほか、ギリシャの銀行向け100億ユーロ、従来の救済融資をカバーす る70億ユーロが含まれるという。

欧州委員会のアンドリーバ報道官は7日、ブリュッセルで記者団に 対し、「覚書の文言調整で専門家が作業している」とし、「20日よりも 前の合意が望ましいため、迅速な進展を実現すべく努力している」と付 け加えた。

救済合意に直ちに至れなかった場合でも、ギリシャが延滞分などを 返済できるよう欧州で7月に準備された基金にまだ50億ユーロ程度残っ ているため、これをつなぎ融資に利用することは可能だ。

原題:Greece Races to Secure Bailout Deal as Germans Doubt Timeframe(抜粋)

--取材協力:Arne Delfs.