安倍首相:新国立、ザハ氏案に決めたのは皆さん-民主議員に反論

安倍晋三首相は7日午前の衆院予算委員会 で、小川淳也氏(民主)から新国立競技場問題を「政治利用している」 と指摘され、費用が膨らんだザハ・ハディド氏の案を選定したのは野田 佳彦政権下であり、政治利用しているのは質問者の方だと反論する一幕 があった。

小川氏は質問で、安倍首相が7月17日にザハ氏案の「白紙撤回」を 発表したのは「16日に安保法案を衆院で強行採決した。それに対する批 判をかわして、競技場の問題を政治利用したのではないか」と発言。一 部工事の契約を9日に済ませていたことも挙げ、安倍政権が真摯(しん し)な検討をしたとは思えない、と語った。世界では改築ではなく既存 施設改修の例があるという建築家の指摘も紹介した。

これに対し、安倍首相は「なぜ、今までの国立競技場を壊して新し いものをつくる、そういう案を決めたのか。民主党政権時代に決めて、 国際コンペを行って決めたのではないか」と指摘。ザハ氏案を撤回した 経緯について「国際オリンピック委員会(IOC)との関係もある。そ の中でどんどんと工費が膨らんでくる設計だということが分かり、最終 的にああいう決断をした」と説明した。

ザハ氏の案は、文部科学省所管の独立行政法人、日本スポーツ振興 センター(JSC)が実施した国際コンペで2012年11月15日、最優秀賞 に決定。翌16日に衆院が解散、12月の総選挙の結果、多数派となった自 民、公明両党による第2次安倍政権が誕生した。

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