反日感情の矢面に立つロッテ、新高層ビルに巨大な太極旗掲揚

お家騒動に揺れるロッテグループに韓国内の 反日感情が追い打ちをかけている。

百貨店や遊園地、ホテルなどを運営するロッテは、創業者の重光武 雄氏の息子2人による後継争いが先月表面化した後、その不透明な企業 構造を批判する消費者による不買運動が起きている。韓国内ではまた、 ロッテが日本に拠点を置く企業に支配されているほか、創業者の息子の 韓国語能力が乏しいとして、同社の「国籍」をめぐり批判が高まってい る。

ロッテは6日、完成すれば韓国で最高層となる123階建ての新ビル に巨大な韓国国旗(太極旗)を掲げた。70回目の光復節(日本の植民地 支配からの解放記念日)を来週に控え、韓国では多くの企業が愛国心を アピールしている。

韓国の全北大学社会学科の薛東勲教授は、ロッテをめぐる反日感情 について、「ナショナリズムが度を越している」と指摘。「資本主義に は国籍はない。重要なのはロッテが韓国で人材を採用し、製品を生産 し、税金を支払っているかどうかだ」と述べた。

7月28日に後継争いが表面化して以来、ロッテ観光開発など韓国の ロッテ関連会社8社の株価は平均6%下落している。

原題:Flag on 123-Story Tower Symbolizes Lotte’s Identity Crisis (1)(抜粋)

--取材協力:Cynthia Kim、Rose Kim、Myungshin Cho.

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