その夏休み計画、慎重に-債券トレーダーに大忙しの相場が待つ

8月の相場低調など、とても期待できそうに ない。最近ではわずかな情報やニュースが、米国債相場の方向を瞬時に 変えかねない。

米金融当局が来月、約10年ぶりに利上げに踏み切る可能性が現実味 を帯びている現在、ちょっとしたデータでさえもが市場で非常に大きな 反応を引き起こしている。

7月31日に発表された4-6月(第2四半期)の米雇用コスト指数 は予想外の低い伸びにとどまり、米10年物国債利回りは発表後5分間で 4ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)急低下した。過去1年間 の同指数発表後の平均的な利回り変動の6倍強だ。

8月5日に給与明細書作成代行会社ADPリサーチ・インスティテ ュートが発表した7月の米民間部門の雇用者数は市場予想に届かず、10 年債利回りは10分間で3bp低下。利回りはその後反転し、7月の ISM非製造業総合景況指数が高水準になったと発表されるとさらに上 昇した。

RBSセキュリティーズの米州戦略責任者ジョン・ブリッグス氏 (コネティカット州スタンフォード在勤)は「9月が近づくにつれ、セ ンチメントの変動はこれまでで最も大きくなるだろう」と述べた。

こうした中で7日に発表される7月の米雇用統計の重要性が高まっ ている。9月16、17日の連邦公開市場委員会(FOMC)の前に米政府 が発表する雇用統計は今回を含め、あと2回。7月の非農業部門雇用者 数は、ブルームバーグがまとめた市場予想で前月比22万5000人の増加が 見込まれている。

ジェフリーズ・グループのエコノミスト、トーマス・サイモンズ氏 (ニューヨーク在勤)は「米国債相場はタカ派とハト派のコメントの間 で揺れるだろう。その上に実際の経済データが状況を一層複雑化する」 と話した。

原題:Plan That Vacation Carefully, Traders: Hectic Markets Await (2)(抜粋)

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