【個別銘柄】島津製やリクシルG買われる、コニカミノ安い

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7日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

島津製作所(7701):前日比14%高の2104円。4-6月期の連結営 業利益は前年同期比2.3倍の36億2900万円と、市場予想31億5600万円を 上回った。野村証券は主力のクロマトグラフは全製品・全地域で好調だ ったと評価。投資判断「買い」を継続した。同証による2016年3月期営 業利益予想を345億円から350億円に増額。会社計画は330億円。

コニカミノルタ(4902):8.5%安の1439円。4-6月期の営業利 益は前年同期比30%減の100億円だった。販売減に伴う売上総利益の減 少で産業用材料・機器事業が減益となったことが響いた。また対ユーロ の円高影響も利益押し下げ要因となった。

LIXILグループ(5938):5.9%高の2705円。4-9月期の営 業利益予想を95億円から前年同期比51%増の200億円に上方修正すると 7日午後に発表した。第2四半期までに国内市場でリフォーム売り上げ が伸びたほか、北米市場も順調に推移、経費抑制なども寄与する。

ソフトバンクグループ(9984):3.6%高の7400円。4-6月期の 営業利益は前年同期比7.6%増の3436億円と、市場予想3197億円を上回 った。同時に発行済み株式総数の1.68%、1200億円を上限に7日から自 社株買いもする。クレディ・スイス証券は営業利益の増益と当期利益の 急拡大と自己株式に要点集約できる好決算、と評価。さらに、自己株取 得は株式市場からすると想定外と言え、大きなポジティブ材料とみてい る。

東レ(3402):3.8%高の1017円。4-9月期営業利益予想を640億 円から前年同期比34%増の690億円に上方修正すると7日午後発表。海 外テキスタイル子会社のアパレル用途や自動車関連用途が順調に推移し 繊維事業が想定を上回る見込み。炭素繊維複合材料事業では航空宇宙用 途なども好調と予想。

ニコン(7731):4.7%高の1582円。16年3月期の営業利益予想 を300億円から340億円に上方修正した。市場予想413億円。第1四半期 までの映像事業の商品ミックス改善や円安効果などが寄与する。JPモ ルガン証券では、投資判断を「アンダーウエート」から「中立」に、目 標株価を1280円から1500円に上げた。映像事業の収益改善が全体の損益 をサポートすると判断した。

ディスコ(6146):6.5%安の9230円。4-9月期の営業利益計画 を従来の184億円から177億円に下方修正した。半導体・電子部品業界の 市場環境などを踏まえた。同期末の配当計画は94円から85円に減額し た。

ケーズホールディングス(8282):5.2%安の3975円。4-6月期 の経常利益は前年同期比16%減の37億6900万円だった。エアコンなどの 高付加価値商品の販売増で営業増益を確保したが、仕入れ割引の減少や 減損損失の増加が響いた。

ミツミ電機(6767):8.6%安の745円。4-6月期の営業損益は16 億9600万円の赤字だった。クレディ・スイス証券は同証予想(9億円の 赤字)を大きく下回り、ネガティブな印象と指摘。高収益性とみられる VCM(ボイスコイルモーター)や、OIS(手振れ補正用モジュール 部品)の中国向け売上高が想定を下回っていると思われ、通期営業利益 計画に対し下振れリスクが増加した印象、とみている。

リゾートトラスト(4681):11%高の3505円。16年3月期の営業利 益予想を従来の175億円から195億円に上方修正した。6月から販売して いる「芦屋ベイコート倶楽部」が好調で、今後も会員権販売が順調に推 移すると見込む。

フジシールインターナショナル(7864):700円(18%)高の4550 円でストップ高。4-6月期の営業利益は前年同期比2.8%減の31億200 万円だった。SMBC日興証券は縮んだ株式市場の期待値を膨らます決 算でポジティブな印象と評価。国内事業で営業利益率が15.4%と、同証 前提の前年同期並みの12.2%を上回り収益性が高まったと指摘したうえ で、第2四半期は日本の猛暑が追い風となる可能性もあるとみる。

KADOKAWA・DWANGO(9468):4.3%高の1533円。発 行済み株式総数の4.24%にあたる300万株、金額にして50億円を上限 に10日から自社株買いを行うと発表した。

スクウェア・エニックス・ホールディングス(9684):2.9%高 の3240円。4-6月期の営業利益は前年同期比56%増の79億1200万円 と、市場予想68億9300万円を上回った。ブラウザゲーム「戦国IXA (イクサ)」やスマートフォン向けゲーム「ドラゴンクエストモンスタ ーズスーパーライト」などが好調だった。SMBC日興証券は利益水準 自体もポジティブだが、持続性の高い製品の利益貢献の拡大で第2四半 期以降の見通しもポジティブと評価した。

タカラトミー(7867):6.1%安の630円。4-6月期の営業損失 は14億8700万円と前年同期5億9700万円から赤字幅が拡大した。市場予 想は9億4300万円の赤字だった。マーケティングや新商品開発の強化で 人件費や広告宣伝費などが増加した。

日本写真印刷(7915):3.9%高の2266円。4-6月期の営業損失 は2億6500万円と前年同期7億5100万円から赤字幅が縮小した。生産効 率の改善やコスト削減が奏功した。クレディ・スイス証券は赤字額がコ ストコントロールで同証想定(15億円の赤字)以上に縮小したとして、 ポジティブと評価した。

サンケン電気(6707):11%安の605円。4-6月期の営業利益は 前年同期比88%減の1億9800万円だった。半導体デバイス製品やパワー システム製品の販売が振るわず減収。新基幹システム関連経費の増加な ども響いた。