TOPIX2カ月ぶりの8日続伸、好決算ソフバンク引っ張る

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7日の東京株式相場は、TOPIXがおよそ 2カ月ぶりの連騰記録となる8日続伸。4-6月期の増益決算を受けた ソフトバンクグループ、ダイキン工業が株価指数を押し上げた。日本銀 行の金融政策決定会合の通過で不透明感が薄れた午後に指数は上昇転 換、業種別では銀行や保険など金融株、建設株が高い。

TOPIXの終値は前日比5.61ポイント(0.3%)高の1679.19。8 日続伸は、6月1日に記録した12連騰以来だ。日経平均株価は60円12銭 (0.3%)高の2万724円56銭と3日続伸した。

ニッセイアセットマネジメントの久保功株式ストラテジストは、 「7月に利食いで日本株を売った向きもあり、その分は戻してくるだろ う。日本株だけが年初来高値圏に戻ってきており、堅調とみて良い」と 話した。

きょうの日本株は、企業決算の低調などでダウ工業株30種平均が6 日続落した米国動向などを警戒し、反落して開始。7月月間の上昇が目 立っていた医薬品や陸運など内需セクターに持ち高整理の売りが先行 し、午前の取引は安く終えた。

米国の金融政策に影響を及ぼす雇用統計の発表を日本時間今夜に控 えているため、「休暇シーズンで市場参加者も少ない中、一方に大きく 賭けるのも難しい」とも久保氏は話していた。

ただ、国内の好決算銘柄を見直す流れは根強く、ソフバンクやダイ キン工は午前の取引から株価指数の下支え役として機能。また、日銀の 会合通過と為替の落ち着きを受け、午後早々に上昇転換すると、そのま ま終盤はプラス圏を維持した。

日銀はこの日開いた2日目の金融政策決定会合で、マネタリーベー スが年約80兆円に相当するペースで増えるように調節する現行政策を維 持した。日本株市場の昼休み時間帯に結果が明らかになり、午後のド ル・円相場は1ドル=124円80銭近辺で推移、朝方の同60-70銭台から はわずかに円が弱含んだ。

米国では7日に7月の雇用統計が公表される。ブルームバーグがま とめたエコノミストの事前予想では、非農業部門の雇用者数は22万5000 人増の見込み。前回は22万3000人増。フェデラルファンド金利先物動向 が示す米金融政策の変更確率は、6日時点で9月が50%。7月末時点で は40%だった。

東証1部33業種は保険や金属製品、建設、繊維、ガラス・土石製 品、機械、鉄鋼、銀行など24業種が上昇。空運や倉庫・運輸、医薬品、 陸運、小売、サービスなど9業種は下落。空運、医薬品、陸運などは7 月月間のパフォーマンスでTOPIXの1.8%高を上回り、上昇率上位 に並んでいた。東証1部の売買高は23億1336万株、売買代金は2兆8200 億円で、代金は3日ぶりに3兆円割れ。上昇銘柄数は838、下落936。

売買代金上位ではソフバンク、ダイキン工、ニコン、伊藤忠商事、 東京海上ホールディングス、SMC、大成建設が高い。ソフバンクは、 4-6月期営業利益が市場予想を上回り、上限1200億円の自社株買いも 好感された。ダイキン工の4-6月期営業利益は前年同期比12%増で、 SMBC日興証券ではマクロ環境を跳ね返す経営力で、ポジティブと評 価した。半面、楽天やリコー、アステラス製薬、JR西日本、良品計 画、SUMCO、コニカミノルタは安い。

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