ペトロブラス:原油安、かえって追い風-精製部門の採算性改善

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ブラジル石油公社(ペトロブラス)にとって は原油価格が1バレル=65ドルを下回っている状態の方が前回の石油ブ ームのどの時点よりも得るものが大きくなっている。

ペトロブラスの精製部門はかつて赤字続きだったが、6日発表の4 -6月(第2四半期)決算を見ると、国際価格下落と国内の景気不振が 重なったことで、同部門は利益の源に転じている。価格が高く需要が旺 盛だった時には、採算割れの価格での輸入燃料販売を余儀なくされてい たが、状況は一変した。

証券会社ギジ・インベスチメントスのアナリスト、ルイス・グスタ ボ・ペレイラ氏は原油安が「好影響をもたらす時もある」と指摘。ペト ロブラスは今や「輸入燃料をより高い価格で販売することで利益を確保 できるようになっている」と述べた。

4-6月期の調整後のEBITDA(利払い・税金・ 減価償却・ 償却控除前利益)は198億レアル(約7000億円)。ブルームバーグがま とめたアナリスト3人の予想平均は192億レアルだった。

原油価格が100ドルを上回っていた時には精製部門は連続赤字とな っていたが、原油安を受けて1-3月(第1四半期)から黒字に転じて いる。ペトロブラスは国内需要を満たすのに十分な量を生産できないた めガソリンを輸入している。

調整後のEBITDAは前年同期の水準を22%上回り、原油価格 が100ドルを上回っていた時期のどの四半期よりも多かった。

純利益は5億3100万レアルと、前年同期の約50億レアルから減少。 減損費用などで52億レアルを計上したことが響いた。

原題:Petrobras Shrugs Off Oil Rout as Cheap Crude Helps Fuel Unit (1)(抜粋)