米国債:3日ぶり反発、原油相場の下落でインフレ期待が後退

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6日の米国債相場は3日ぶりに上昇。原油相 場が3月以来の安値に下げたことでインフレ期待が後退し、国債の需要 が高まった。

この日は期間が長めの国債を中心に上昇。インフレ見通しの指標は 約5カ月ぶり低水準となった。インフレ見通しの一段の低下で、年内の 利上げを目指す当局の取り組みは困難なものになる。ブルームバーグが まとめた市場予想では、7日発表される7月の雇用統計では22万5000人 の雇用増が見込まれている。

ED&Fマン・キャピタル・マーケッツの債券金利・クレジット担 当責任者、トーマス・ディガロマ氏は「依然としてインフレはほとんど 見られない」とし、「原油下落の動きを追っている。当局が利上げに動 くかどうかなお不透明だ」と続けた。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは前日比5ベーシスポイント(bp、1b p=0.01%)低下の2.22%。同年債(表面利率2.125%、2025年5月償 還)価格は13/32上げて99 1/8。

インフレ期待指標である10年物インフレ連動債と同年限の通常国債 との利回り格差(ブレークイーブンレート)は1.67ポイントと、3月以 降で最小となった。

ニューヨーク原油先物市場では、ウェスト・テキサス・インターミ ディエート(WTI)先物9月限が下落。一時1バレル=44.20ドル と、3月以来の安値を付けた。

原題:Treasuries Advance as Collapse in Oil Prices Dims Inflation View(抜粋)