NY外為:ドル指数は一時4カ月ぶり高水準、雇用を楽観

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6日のニューヨーク外国為替市場ではドルが 一時、4カ月ぶり高値に上昇。新規失業保険申請件数の増加幅が予想を 下回ったことから、経済に対する信頼感が高まった。

失業保険申請件数を受けて市場では、7日発表の7月雇用統計で雇 用者の強い伸びが示され、9月利上げへの道筋が整うとのムードが広が った。ドルは統計後に付けたこの日の高値からは下げて引けた。

シリコンバレー・バンク(カリフォルニア州サンタクララ)のシニ ア外為トレーダー、ピート・カラバトス氏は「私自身、ドルには強気 だ」と話す。「あらゆる要素が米経済の力強さを示唆している。政策金 利も近く引き上げられると当局が言明している」と述べた。

主要10通貨に対するドルの動きを示すブルームバーグ・ドル・スポ ット指数はニューヨーク時間5時現在、前日とほぼ変わらな い1215.32。一時は終値ベースで3月13日以来の高水準に達した。ドル は対ユーロで0.2%下げて1ユーロ=1.0925ドル。対円では0.1%安い1 ドル=124円74銭。

初回利上げ後に実効フェデラル・ファンド(FF)金利が平 均0.375%になるとの想定に基づくと、先物市場では9月利上げの確率 が48%として反映されている。3日の時点では38%だった。

連邦公開市場委員会(FOMC)は経済成長を後押しするた め、2008年12月以降、FF金利誘導目標を事実上の0%で維持してい る。

米労働省の6日発表によると、1日終了週の新規失業保険申請件数 は前週比で3000件増加して27万件だった。ブルームバーグがまとめたエ コノミスト予想の中央値は27万2000件。7日発表の7月雇用統計では、 非農業部門雇用者数は22万5000人増加、失業率は前月と同じ7年ぶり低 水準の5.3%が予想されている。

ケンブリッジ・グローバル・ペイメンツの上席為替トレーダー、ス ティーブン・ケイシー氏(ニューヨーク在勤)は雇用統計の内容が予想 通りとなれば、「ドルには朗報となろう」と述べた。

原題:Dollar Reaches Four-Month High as Jobs-Data Sentiment Rises(抜粋)