欧州債:軒並み上昇-フランスなどの国債発行で健全な需要

欧州債の売りは短命に終わり、6日はユーロ 参加国の国債が軒並み上昇した。夏枯れの中でのスペインとフランスの 国債入札には旺盛な需要があった。

フランス国債は上昇し、10年物利回りは2週間ぶり高水準から低 下。2年物利回りは4月以降で初めて欧州中央銀行(ECB)の中銀預 金金利を下回った。同国はこの日、2023年と60年償還債の入札を実施し た。ここ数年は8月予定の入札を中止していた。スペインは3週間ぶり に国債を発行した。

夏季休暇期間で需要は弱いものの、5日の相場下落(利回り上昇) で欧州債の妙味が増した。北海ブレント原油先物が1月以来の低水準付 近となったことも債券相場を支えた。

ノルデア銀行のチーフストラテジスト、ヤン・フォンゲリッヒ氏 (ヘルシンキ在勤)は、入札への反応が「相場を支えた。前日の売りに 対する反動の面が大きかったが、より重要な展開は商品相場の下落で、 これがインフレ期待を押し下げ債券相場を支えた」と語った。

ロンドン時間午後4時30分現在、スペイン10年債利回りは前日比6 べーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.01%。前日は13b p上昇していた。同国債(表面利率2.15%、2025年10月償還)価格 は0.55上げ101.275。

スペインは合計49億ユーロ相当の国債を発行。目標上限は50億ユー ロだった。10年債の応札倍率は1.72倍。平均落札利回りは1.98%と、7 月実施分の2.099%を下回った。

フランス2年債利回りはほぼ変わらずのマイナス0.19%。一時はマ イナス0.203%と、4月以来の低水準となり、ECBの中銀預金金利 (マイナス0.2%)も下回った。10年物利回りは5bp下げて1.01%。 国債入札で、2060年償還債(表面利率4%)の平均落札利回り は2.17%、応札倍率は1.53倍だった。

欧州債の指標であるドイツ10年債利回りは5bp下げて0.70%。5 日には0.76%と、先月22日以来の高水準に達した。

原題:Europe’s Bond Selloff Halts With Sales Seeing Healthy Appetite(抜粋)

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